プロジェクトのまとめ段階で、細心の注意を払って最終ファイルの準備を整え、いざ送信という時に、メール クライアントに「ファイルが添付ファイルの制限サイズを超えています」というエラーが表示されたらがっかりするでしょう。
このようなエラーは、実は頻繁に発生しています。ほとんどのメール プロバイダーは、添付ファイルのサイズを 25 MBかそれ以下に制限しているため、プレゼンテーション、PDF、デザイン アセット、マルチメディアなどの大型ファイルを送ることが難しくなっています。ファイル圧縮、クラウドのリンク使用、サードパーティ製ツールなどの回避策はありますが、多くの場合、品質の低下、セキュリティ上の不安、アクセスの問題など、マイナスの要素があります。
それでは、どのような選択肢があるか見ていきましょう。選択肢は、ファイルの内容と、送信する理由により異なります。Dropbox Transfer などのツールを使用すると、大容量ファイルを高速で、かつ安全に送信できます。リアルタイムのコラボレーションを行う場合は、クラウド ストレージで共有する方が適している可能性もあります。
本ガイドではそれぞれを詳しく説明します。ニーズに最も適した方法を選択する際の参考にしてください。
メール プロバイダーが添付ファイルのサイズを制限する理由
ほとんどのメール プロバイダーは、スムーズかつ安全な運用のため、添付ファイルのサイズに上限を設定しています。主な例は次の通りです。
- Gmail: 25 MB
- Outlook: 20 MB
- iCloud メール:20 MB
- Yahoo! メール:25 MB
- AOL メール:25 MB
このような制限を設けることで、ストレージの負担を軽減し、パフォーマンスを向上させ、スパム メールやセキュリティ上の問題の発生を抑制できるようになります。ただし、ファイルが大きすぎて送信できないという場合は、別の送信方法が必要になります。
メールで大容量ファイルを送信するベストな方法
ファイル サイズが大きいためにメールに添付できないという場合も、心配はいりません。ファイル サイズと、要求されるセキュリティのレベルによって、いくつかの簡単な方法で送り先に届けることができます。どのような方法があるのか見てみましょう。
Dropbox Transfer で大容量ファイルを送信
Dropbox Transfer を使用すると、デフォルトで最大 100 GB のファイルを送信できます。また、Dropbox Replay アドオンを使用すると 250 GB まで送信できます。クラウド ストレージのリンクとは異なり、送信先にはファイルのコピーが送られるため、元のファイルはそのままの状態になります。
主なメリット:
- アカウントは不要:誰でもファイルをダウンロードできます。サインインは不要です
- セキュリティ機能を内蔵:パスワード保護と有効期限を追加できます
- 配信を追跡可能:ファイルがダウンロードされた時に通知を送信できます
ファイルを圧縮(用途は限定的)
ファイル サイズがわずかに大きいという場合は、圧縮で解決することがあります。
ファイルを zip 圧縮すると、添付ファイルのサイズ制限に収まる容量まで小型化できます。これは特にドキュメントやフォルダに有効です。ただし、MP4 や PDF などの形式の場合は、すでに圧縮されているため、サイズはあまり小さくなりませんので注意してください。
ファイルの圧縮方法:
- ファイルを右クリックして、[圧縮](Mac の場合)または[送る > 圧縮(zip 形式)フォルダー](Windows)を選択します。
- zip 圧縮した新しいファイルをメールに添付します。
注意事項:
- 動画や PDF などのファイルはあまり圧縮されません
- 受け取ったユーザーは、ファイルを開く前に解凍する必要があります
クラウド ストレージ リンクを使用してファイルを共有
クラウド ストレージ プラットフォーム(Google ドライブ、OneDrive、Dropbox など)を使用すると、共有リンクで大容量のファイルを簡単に送信できます。この機能では、リンク先が常に最新版になるため、コラボレーションで特に役立ちます。
Dropbox でファイルを共有するには:
- Dropbox アカウントにログインします。
- ファイルをアップロードします。
- [共有]または[リンクをコピー]をクリックして、リンクをメールに貼り付けます。
ステップバイステップ ガイド:Dropbox Transfer で大容量ファイルを送信する方法
Dropbox Transfer を使用すると、サイズの大きいファイルを簡単に送信できます。安全性が高く、メールの制限事項もありません。
ステップ 1:ファイルをアップロードする
Dropbox Transfer にアクセスして、100 GB まで(Dropbox Replay アドオンを使用した場合は 250 GB まで)のファイルをアップロードします。
ステップ 2:転送をカスタマイズする
アクセス制御用のパスワードや有効期限を設定します。
ステップ 3:メールでリンクを共有する
転送リンクをコピーして、メールに貼り付けます。受け取る相手が Dropbox アカウントを持っている必要はありません。ダウンロード リンクをクリックするだけでファイルをダウンロードできます。
Dropbox Transfer が選ばれるのは、メールに添付するよりもすばやく送信可能で、パスワード保護やダウンロード追跡などの機能を利用できるためです。

安全なファイル転送を使用する
メールは、大型のファイルを送信するようには作られていません。Dropbox Transfer のような安全な転送ツールなら簡単に送信できます。
このツールには次のようなメリットがあります。
- 最大 100 GB のファイルを送信可能
- パスワード保護を追加できるため安全
- アカウント不要で、クリックすれば誰でも転送ファイルをダウンロード可能
大容量ファイルを手軽に送信できます。今すぐ Dropbox Transfer をお試しください。
よくある質問
Dropbox Transfer を使用すると、メールの制限を超えて、最大 250 GB のファイルを送信できます。ファイルをアップロードし、リンクをコピーして共有するだけです。
送れません。メール プロバイダーは、添付ファイルのサイズを通常 25 MB 程度に制限しています。その代わりに、Dropbox Transfer やクラウド ストレージ リンクを使用してファイルを共有できます。
ほとんどのメール プロバイダーでは送信できません。Dropbox Transfer は、1 回あたり最大 250 GB の送信に対応しています。
メールの制限を超えるファイルの場合、Dropbox Transfer を使用すると、最大 250 GB のファイルを送信できます。ファイルをアップロードし、セキュリティ項目を設定して、生成されたリンクをメールで共有するだけです。ダウンロードの際は、受信側が Dropbox アカウントを持っている必要はありません。
Dropbox では、基本的なファイル共有用に無料プランを提供しています。さらに大型のファイルの場合は、Dropbox Transfer で安全にリンクを共有することもできます。


